インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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12号紹介

【ぽると総本舗 株式会社白十字パーラー】
いつもおそばに、佐世保名物「ぽると」

昭和30年からロングセラー「ぽると」


藤波 長崎と言えば、ザボンだよね。

近藤 そのザボンを使って何かお菓子を作れないかと考えたのが、「ぽると」なんです。

藤波 和洋折衷かぁ。珍しい!

近藤 今でも珍しいですから、当時も珍しかったでしょうね。

藤波 お祖父さんが作ったとか?

近藤 和の部分も洋の部分も祖父がオリジナルで考えたそうで。爆発的に売れたみたいです。

藤波 パーラーということは、そもそもは喫茶店だったの?

近藤 喫茶店をしながら焼き菓子の幅も広げていって、今では、ぽると以外に十数種類のお菓子を作っています。どれも30年以上のロングセラーで、それぞれに歴史があるんです

藤波 ぽるとは食べ応えがあるね。

近藤 基本のサイズは祖父が作ったもので、三代目になってからは、一口サイズの「まごコロぽると」を作りました。

藤波 これは手軽でいいね!

近藤 中の餡も、収穫量の問題で先代の頃に、ザボンから壱岐産の柚子に変わっています。地産地消、ということで地元産業への貢献にもなります。

藤波 時代とともに変化はあるけど、代々の想いを大切にした地元の銘菓ですね!

変えていいものと変えてはいけないもの


藤波 でも、愛される歴史があるからこそ、変えていいものといけないものがあるよね?

近藤 ロゴは変えられないです。祖父の想いが詰まっていますので。

藤波 本当にこれはおいしい。上品な味と、独特の食感で。

近藤 60年以上前に祖父が作ったお菓子ですが、今でも、なかなか真似できないのです(笑)。

藤波 今でも手作りなんだってね。

近藤 ぽるとは職人9名で作るんですが、どの工程も機械化できないんです。簡略化しようとしたこともありますが、それだと皆さんに愛されている味にどうしてもならなくて。

藤波 「まごころこめて作りなさい」というメッセージだ。

近藤 ですね。長い目で効率を考えてしまうと、ぽるとに勝る商品はできないんですよ。

藤波 白とブルーのパッケージも代々のもの?寒色系をお菓子のパッケージに用いるのは、珍しいよね。

近藤 えぇ。ポルトガルの白い壁画≠ニ、コーポレートカラーの青と白から、パッケージもこの色に。

藤波 伝統が詰まってるんだね。

地元を大切に長崎の活力になる


藤波
 これを長崎だけのものにしておくのはもったいないなぁ。

近藤 ぽるとという名前はポルトガルをイメージできると思います。ポルトガルと言えば長崎ですから、ぽるとも佐世保だけにとどまらず、長崎銘菓として広く認知してもらえたらと思います。

藤波 「長崎と言えば『ぽると』」になりたいよね。

近藤 うちのお菓子が知れ渡ることで、長崎・佐世保の活力になってもらいたいですし、それが地域への貢献にもなるかな、と。

藤波 価格もお手頃だし、広まりやすそうなお菓子だよね。

近藤 ほとんどの銘菓は外へのお土産を想定していると思います。ただ、弊社のお菓子類は、自家消費率が高いんですよ。

藤波 つまり、地元の方が自分のために買うんだ?

近藤 例えば「仏壇のお供えに」とか。県外に店舗を広げる展望もありますが、やっぱり地元の方に手軽に買っていただけることを重視したいです。地元消費が一番大切だと思うので。

藤波 「佐世保に来るからこそ買える」のもブランドだよね。100年愛される味を目指して、がんばってください!

 

[ Dragon Point ]

ぽるとだけが白十字パーラーのお菓子ではない。ぽるとのビスケット部分だけの『ポルトビスケー』やチョコレートをサンドしたクッキー『ラミーエ』、チョコでコーティングをしたケーキ『チョコローゼ』など、その種類は豊富。さらに佐世保観光の一休みにちょうどいいポルト・カフェでは、食事や大ジョッキのパフェも楽しめる。これはもう、佐世保に行くしかない。

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代表取締役社長 近藤 英三
長崎県佐世保市本島町4-19
TEL. 0956-22-2831 FAX. 0956-23-0904
http://www.hakuju-ji.com/

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