インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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24号紹介

【株式会社日研工業所】
どんな難題にもお応えします
アレもコレもカラフルコーティング

小物類パーツは日本屈指の技術

藤波 塗装ということですが、どのようなものをコーティングされているのですか。
真田 暮らしに身近な衣類のボタンや、自動車、建築金物、小物類など…あらゆるものです。水と空気以外はすべて塗ってきたと言っても過言ではありません(笑)。「吹付塗装」という工法で、あらゆるものを美しくコートします。
藤波 真田さんで何代目ですか。
真田 祖父の代から始まり、私で3代目になります。街の塗装工場から、日本の塗装をリードする工場へと発展を目指しています。
藤波 このカラフルなネジも塗装を?
真田 「見せるネジ」として多種のカラーにコーティングしています。これは先代の作った塗装サンプルになります。
藤波 面白いですね!なんでも塗ってしまうんだ!


ものづくりは常に研究と探求

藤波 常に心掛けて、スタッフに伝えていることは何ですか。
真田 「研究心と探求心を持ち、未来を見据えて向上してほしい」と伝えています。私は、たとえ1パーセントでも可能性のあることなら、やってみるべきだと考えます。たとえ失敗しても、経験は次世代に受け継がれますが、諦めればそれで終わりです。
藤波 高い意識を持ち続けるのは難しいですが、そのために工夫していることは。
真田 環境の整備は徹底しています。365日24時間、常に温度と湿度を管理した最新のクリーンルームを完備。まさに病院の手術室よりも衛生的な空間で、職人のストレスを軽減し、ものづくりに全力集中できる環境を整えています。
藤波 研究開発に力を入れていると。
真田 このあたりは東大阪を中心に研究熱心な同業者が多数います。切磋琢磨し、多くの刺激を受けながら、日本のものづくりを支えています。


パーフェクトコーティングとは

藤波 新しい開発はどのように。
真田 塗料メーカーと連携して、日夜研究を行っています。開発スピードを上げるためには、他業種との連携が必要です。
藤波 今の時代はそうでしょうね。逆に先代から受け継がれたものは何ですか。
真田 先代からは「ひとつの答えに囚われるな」という言葉を常に投げかけられました。私は先代の背中を見て育ち、同じように堅実かつ積極的に挑んでいます。
藤波 堅実と積極は相反するもののようですが。
真田 そうですね( 笑)その相反するものを高い次元で実現させることこそ、日研工業所のものづくりなのです。
藤波 今後の目標は何ですか。
真田 将来を見据え、自社で塗装を生かしたモノづくりを行っています。地元に根を張りながらも、その基盤でもって海外に打って出ることが中長期の目標です。
藤波 街中のあらゆるところで目にする日研のコーティングを世界各国でも目にする日を楽しみにしています。

 

[ Column ]

同社の最新技術に「X線遮断眼鏡」がある。フレーム部分の塗装で、X 線を軽減した眼鏡である。医療機関からのご依頼で「X線を不可避な職の人のため、X線を少しでも軽減できるグッズを作れないか」という要望を受けて開発した。「こういうものが作れないか、と相談してもらえば、塗装技術を活かして、柔軟に対応します。難題にも工夫、研究し、応える自信があります」と真田代表はたのもしく答えてくれた。


[ Dragon Point ]

真田代表は、龍谷大学卒業後に「人と話すのが苦手」という理由で家電量販店に就職し、話術を磨いたそう。そこで先代や工場長の塗装した製品を複数扱ったことも良い刺激になった。今となっては堂々たる話っぷり。そこに乗り越えてきた様々な壁を見ました。


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株式会社日研工業所
代表取締役 真田 直彦
大阪府大阪市生野区中川東2-3-20
TEL. 06-6754-3883 FAX. 06-6752-5772
https://www.nikkenkogyosho.com

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