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47号紹介

一般社団法人Verno Medical Science
VERNO SKIN CLINIC

美容を科学するクリニック誕生
学術と臨床連携で世界水準へ

皮膚再生・若返り研究チーム
大学病院との連携医療実現


 桜新町にできた皮膚科・形成外科・美容科の『VERNO SKIN CLINIC』とのことですが、一般のクリニックとは異なるコンセプトをお持ちだそうですね。
石井 当院が一般のクリニックと大きく異なる点は、皮膚再生や若返り医療を専門とする大学の研究チームが立ち上げたクリニックであるという点です。個人が開業し、単に診療を行うというスタイルではなく、大学と連携したサテライトクリニックとして、美容医療の研究にも力を入れていきます。私自身も同大学病院で現在も研究や手術に打ち込む医師であると同時に同クリニックの理事を拝命しています。
 一般的には大学病院を辞めてクリニックを開設するケースが多いように感じます。
石井 そうですね。当院のように大学組織内の研究グループが運営するというクリニックは全国的に見ても前例がないかもしれません。このスタイルを採用した理由は、美容医療を大学レベルで研究し、高水準のサービスを提供する実践の場としてクリニックを活用するためです。わかりやすくいえば、美容医療に特化した小さな大学病院としての役割を担っています。
 再生医療の実現≠竍若返り≠ニ、キーワードを聞くと嬉しくなりますね。ちなみに形成外科と美容領域は内容が異なるものでしょうか。
石井 形成外科と美容医療は密接に関係しています。形成外科は見た目を整えたり、傷をきれいに治療する専門家であり、美容外科で行われる多くの手術は形成外科から派生したものになります。そのため、美容医療を安全に行うために必須となる顔面の解剖知識や傷やシミなど皮膚を綺麗にするための治療法に精通しています。当院では、形成外科専門医に加え皮膚科専門医とも密に連携することで、美容医療のみならず一般皮膚科や形成外科の専門領域もカバーした皮膚をトータルに診療できる体制を整えています。
 傷の治療から美容まで地続きの医療ができるのは心強いですね。

研究の場で培った知識を応用
利益を研究に還元する仕組み


 保険治療で賄える症状なのに、美容専門の医院に行くと高額になってしまう場合もあり、知らなければ損をしている印象もあるのですが。
石井 世の中に情報がたくさんあふれているのですが、逆に乱立していて、何がいいのか分からなくなっています。私たちは、学術分野と密接に連携し、データベースに基づいて、適切な知識を持つ担当者が総合的に診療します。当然、保険適応範囲は保険でカバーし、トータルで解決できる。安心できる医療≠届けるのが使命です。
 医院の運営ポリシーもクリニックを選択するうえで大切ですね。
石井 私たちはクリニック運営で得られた収益を利用して研究開発を行い、科学的にも正しい新たな美容・若返り医学の発展に寄与することを目的としています。法人名にもあるVERNOには、ラテン語で「若返る」、「生き生きする」という意味があり、当グループの運営理念が込められています。将来的には独自の製品開発も視野にいれており、VERNOグループがクオリティの高い診療・施術・製品を提供する一つの医療ブランドとなることを目指しています。
 美容医療だけではなく、エステなども同じような領域をカバーすることがありますね。
石井 医療とエステの明確な違いは、組織や細胞に直接影響を与えているか否かという点です。脱毛を例にあげると、毛の根本である毛包という組織を破壊することは、医療行為にあたるため医療機関以外では法律で禁止されています。美容医療は効果が高いぶん安全性にも配慮する必要があり、十分な知識と経験のある専門機関で施術を受けることをおすすめします。

「美容を科学する」をテーマに
日本の美容医療に発信力を


 今後は展開を広げる予定と仰っていましたが、スタッフの人材面はどのように。
石井 当法人は私を含め慶應義塾大学医学部形成外科学教室の研究チームが母体となっており、医局とも連携しています。大学には志高く優秀な人材も集まりやすいため、信頼のおけるスタッフを確保しやすい環境にあります。運営に興味を持つ後輩達も多いため、経営状況をみながら展開していければと考えています。
 化粧水なども開発してほしいです。
石井 臨床のみならず皮膚再生研究にも精通する医師としての強みを活かし、専門性を活かした従来にない製品開発ができるのではないかと考えています。既にレーザーなどの施術後に特化した保湿ケア製品の開発に着手しており、来年のリリースを目指して動き出しています。
 他の商品とどのように違うのですか。
石井 美白などを謳った商品は数多くありますが、傷の治り方に合わせた商品はあまり見受けられません。たとえば、レーザー施術後などは皮膚がダメージを受け、少なからず炎症が生じます。その間の化粧品の役割としては保湿のサポートが重要な要素であり、不要な成分が悪影響となる可能性もあるため、使用する商品は慎重に選びたいところです。その点、私たちは傷の治り方に精通しているため、専門的な観点から各施術後にマッチした商品開発ができるという強みがあります。
 美容業界にも影響を与えそうですね。
石井 美容の分野は日本での研究が立ち遅れています。そこには国家の予算が下りにくく研究が足りていない側面があるのです。私たちは美容を科学する≠ニ謳っていますが、しっかりした基礎のうえに新技術を開発して、世界に向けて発信することが大きな目的のひとつです。
 同クリニックとチームの皆様の活躍を期待しています。

 

[ Column ]

石井医師は、取材後にイモリの再生力に関する研究会へ向かった。この研究会は、4つの大学から研究者が集まり、イモリの自己再生能力に着目し、その研究成果を人間の臓器再生に応用することを目指している。イモリの再生能力は、傷をなくすための再生治療など、臨床現場での応用が期待されている。

[ Point ]

「お肌の曲がり角の悩み」、「ボトックス注射はどう考えればいいか」、など私自身が日ごろの美容のことで疑問に思う内容を質問すると、分かりやすく教えていただきました。情報が氾濫する世の中だからこそ、気軽に相談でき、的確に教えてくれる機関があるといいですね。

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一般社団法人Verno Medical Science
VERNO SKIN CLINIC
一般社団法人Verno Medical Science 代表理事
慶應義塾大学医学部形成外科 特任助教
石井 龍之
東京都世田谷区桜新町1-40-8
桜新町クリニックモール6F
TEL.03-6413-9300
https://verno-medical-science.com
https://verno-skin.com

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