栗山貴志税理士事務所
「遠回りの人生」が共感を呼ぶ
起業家たちのあたたかい伴走者

保険会社支部長から税理士
「悔しさ」が導いたキャリア
吉岡 栗山さんが税理士として活動されるようになった時期は遅かったと。
栗山 私は、もともと大手の生命保険会社で支部長を勤めていました。その後も、ファイナンシャルプランナーの資格を生かし、関連の総合商社に転職して働きました。
吉岡 では、税理士を目指したきっかけは何だったのですか。
栗山 ささいなことなのですが、ある日、私は得意先の社長から二つ返事で保険加入の合意を得ました。ところが、その翌日に社長から電話がかかってきて言うには「顧問税理士がやめておけと言う」と。私は「税理士に何の権限があって、そんなこと言うんだ」と怒り心頭。ふと「僕が税理士なら…」そんな考えが頭をよぎりました。
吉岡 ユニークなきっかけですね。
栗山 ある日、そんな潜在意識がぱっと出てくるんですよ。実は保険会社時代は新契約と採用に駆けまわる日々。大晦日も休みなしで、結果、8年目には疲れがたまって入院するほどでした。ところが、商社での仕事になると関連企業の社員に保険を勧める楽な業務。勤務も17時には終わる。時間をもて余したこともあり、税理士の専門学校に興味を持ったのです。
吉岡 専門学校はいかがでしたか。
栗山 まだ世の中を知らない若者たちがたくさんいました。でも、彼らがロッカーを開けた瞬間、私は目を見開きました。テキストには手あかがつき、何度も読み返していたために倍ほどに膨れ上がっていたのです。そのとき、私のスイッチが入りました。
一念発起の後の集中力
努力と覚悟で勝ち取った
吉岡 なぜ、スイッチが入ったのですか。
栗山 税理士の合格数は点数ではなく、上位からのパーセントというラインで決まります。この若者たちに勝たなくては、合格できません。社会人では、時間確保の面で負けてしまう。先生の一言一言を漏らさず、いかに集中するかを考えました。私は元野球青年で、地道に努力することは叩きこまれており、それが人生の糧になっていました。当時は結婚して子どもが生まれたばかり。忙しい中でもなんとか時間を見つけては勉強することを意識しました。
吉岡 合格後はいかがでしたか。
栗山 税理士として仕事をするためには、2年間の実務経験が必要ですし、開業してすぐにお客様がつくわけでもない。会社を辞めるかどうかは迷いました。しかし、若いうちにと退職を決意。案の定、もと営業職とはいえ、開業して15年ぐらいは大変。軌道に乗ったのはようやく最近です。
吉岡 スタートアップ企業を重点的に支援しているそうですね。
栗山 事務所の戦略として、新規起業の顧客に照準を絞りました。まずは安い顧問料で引き受けて、成長するためのお手伝いに全力投球する。成長すれば、値上げしてもらえればいいという考えでした。
保険・税務のプロとして活動
そして人生を語る教育者へ
吉岡 それが評判になったそうですね。
栗山 口コミで「気さくでやさしくて、こんなことを聞いていいのかなということも答えてくれる」。「寄り添って目線もあわせてくれる」と広がりました。「まずは、一緒に売り上げをあげる」を続けて18年。今ではプライム市場の社長も顧客です。
吉岡 そんな中で保険の代理店を立ち上げたそうですね。
栗山 それまで、過去の仕事は控えていたのですが、保険に不満を持つ顧客を見ていると、「この代理店より私の方が良い保険が提案できる」と思ったのです。結果、昨年、私は卓越した生命保険・金融プロフェッショナルの組織であるMDRTの会員になることができました。
吉岡 「自分の方がいいのでは」と思った瞬間、はじめてしまうのが栗山税理士のスゴイところです。事務所も大きく成長しましたが、最近はどのような相談が多いですか。
栗山 最近は起業だけでなく、副業の相談も多くあります。皆さん、物価高、給料が上がらない、年金問題などに不安を持っています。今、福利厚生に目が向く中、個人でも中小企業の社員でも加入できる福利厚生制度を推奨しています。
吉岡 人生経験豊富で、チャレンジを続けてきた代表には起業家のみなさんも相談しやすいでしょうね。
栗山 私は紆余曲折の末に税理士になり、保険業にも携わるように。この年でようやくすべての結果を出しはじめた。今、大学で教鞭をとっているのですが、自分が何者か分からず生きる学生たちには「悩みながら生きればいいではないか」と言っています。
吉岡 栗山代表のような包容力と共感力のある税理士さんが傍にいてくれたら、起業家が増えそうです。

[ Column ]
栗山税理士は兵庫県立姫路東高等学校野球部の出身、事務所にはたくさんの硬式ボールが飾られており、元プロ野球選手の栗山監督の色紙もある。現在も税理士会野球部の選手として、また、行政書士会のソフトボールの監督としても活躍されている。今年はロサンゼルスのドジャースタジアムで野球観戦を計画しているそうだ。
[ Point ]
ざっくばらんですぐに打ち解けられる税理士さんです。実は『1級小型船舶操縦士』の免許や『そば打ち二段』の認定試験に合格しているそう。「そばを1.5ミリ間隔で均等に切ることができますよ」と笑って仰ってました。意外なご趣味も、親しみやすいですよね。
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栗山貴志税理士事務所
税理士・行政書士 栗山 貴志
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