合同会社ストローハット
「遊び」が「学び」を育てる
自然体験で子が伸びる

被災地の原風景から
体系化された遊びへ
イザム 会社を立ち上げた背景は。
蓮沼 2019年に独立し、今年で7年目です。きっかけは東日本大震災で、避難所を回ったときに大人が沈んでいる一方で子どもが元気に遊ぶ姿を見て強く心に残りました。教育の外側で自分ができることを探し、自然体験を学びとする事業に興味を持ちました。
イザム プログラムの特色はどのような点にありますか。
蓮沼 基本は2泊3日の週末キャンプです。金曜の夜に集合して、土日は湖や山で思いきり遊ぶ。日曜の夕方に解散という流れです。毎回内容は少しずつ違いますが、自然の中で過ごす時間そのものが大切な学びになります。
イザム どのようなところを大切にしていますか。
蓮沼 私たちがするのは本当に最低限の注意だけなんです。「ライフジャケットを外さないでね」とか「深いところには行かないでね」という程度で。あとは子どもたちが自分で鬼ごっこを始めたり、生き物を探したり、思い思いに遊びをつくっていきます。はじめて会った年齢の異なる子ども同士でもすぐ打ち解けてしまうんですよ。
イザム 保護者の理解が欠かせません。
蓮沼 はい。お金を支払うのは親御さんですが、実際に楽しむのは子どもです。その両方に納得いただけるよう、安全面の説明は丁寧に行い、プログラム内容も工夫してきました。結果としてリピーターが増え、OBがスタッフとして戻ってくる流れも生まれています。
イザム 今後の展望はいかがですか。
蓮沼 実は移転を考えています。裏磐梯の標高800メートル地帯に拠点を移し、より自然に近い環境で活動したいと考えています。同時に、20代の若い後継者を育て、事業を継続させる仕組みづくりにも力を入れていきます。
イザム 移転してからの展開もますます楽しみです。

[ Point ]
東京では「預かり型」の自然体験は珍しく、しずキャンプの自由な仕組みは新鮮でした。子どもが自ら遊びを決め、異年齢で交わる姿は学びの場そのものです。県内外から多様な子どもが集まり、OBがスタッフに戻る循環もある。地域資源を生かしながら成長を支える価値ある取り組みだと感じました。
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合同会社ストローハット
代表社員 蓮沼 周平
福島県会津若松市湊町赤井字屋敷2番地
TEL.080-2836-9024
https://www.strawhat.jp/
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