調布発達支援教室
言葉を育む新しい療育
『楽しい療育アプリシリーズ』

音と会話で広がる可能性
発達障害児支援の挑戦
吉岡 先生は臨床発達心理士であり、音楽療法士でもあられ、調布で発達支援教室を主宰されています。コンピューターを活用した療育は20年前から実践されているとのことで、まさに先駆的な存在ですね。
長田 アメリカのバークリー音楽大学やフランス国立音楽音調研究所で電子音楽を学びました。帰国後の2000年から『チャイルドリサーチネット研究所』にご縁をいただき、廃校となった学校を活用し、デジタル機器と音楽を用いた子どもの療育に関する実験研究を行ってきました。
吉岡 『楽しい療育アプリシリーズ』は、その延長線上にあるのですね。
長田 はい。これは発達障害を持つ子どもの発語を支援する目的で開発しました。小林登先生(東京大学名誉教授)の『子ども学』の視点から、子どもが興味を示す対象を基に臨床課題を制作したものです。音程を使って言葉を促し、口のかたちを意識しながら50音を繰り返すことで、自然に声が出るよう導きます。繰り返すうちに音のパターンが定着し、イントネーションも身につきます。果物や動物などジャンル別に整理され、音で感情を表現できることで、より学びやすいのも特徴です。
吉岡 この療育は大きな成果が出ていると伺いました。
長田 すでに何千人もの子どもに利用していただき、発語が出てきた事例が多数あります。たとえば3歳まで奇声を上げていた子が、アプリを使うことで少しずつ声を出せるようになり、今では就職して社会で活躍しています。
吉岡 発達障害のある方にとって、発語はとても重要ですね。
長田 発語が得られると自閉的な行動が落ち着き、自分をコントロールする力や社会的スキルが身についていきます。ボーダーにいるお子さんにとっては、大きな希望をもたらすものです。
吉岡 家庭での導入も可能ですね。
長田 そうです。療育の専門家がいなくても親子で一緒に練習できます。家庭で日常的に取り組めるので、子どもにとっては安心感があり、保護者にとっても無理なく続けやすい。私の教室はすでに定員オーバーで受け入れに限界がありますが、アプリというかたちであれば現場の枠を超えて広く支援を届けられると考えています。
吉岡 今後の展望を教えてください。
長田 オンラインで発達検査や方針の助言を行える仕組みをつくりたいです。さらに、これまでの研究や実践を出版という形で残し、多くの方々に活用してもらえることを目指します。そして将来的には、このアプリが学校や教室で自然に使われ、発達障害を持つご家族の支援となればと考えています。
吉岡 本当に意義深い取り組みだと思います。より多くの方に知っていただきたいですね。

[ Point ]
このアプリは、子どもの特性に合わせて言葉を促してくれるので、使ううちに自然に声が出て、少しずつ会話が広がっていくのだろうと想像できました。無理なく取り組める仕組みがあることで、家庭に笑顔が増え、子ども自身の自信にもつながる。悩む保護者の方々に、ぜひ知ってほしいです。
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調布発達支援教室
代表 長田 有子
東京都調布市小島町1‑21‑6 アジャンタ調布503号室
TEL.042‑489‑7813
https://caredesign.sub.jp/
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