インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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12号紹介

【森澤厩舎】

 森澤調教師は地方競馬・兵庫県園田競馬場で厩舎のひとつを経営している。厩舎には26頭の馬と8名のスタッフが在籍。あたりが真っ暗な、深夜1時からトレーニングを行い、馬体を洗ったり、飼葉を与えたりと、世話をする。森澤厩舎が他の厩舎と異なることは、訪れるとすぐに分かる。入り口にはツタが壁を覆い、植え込みにアイビーやミントの葉がそよいでいる。「馬はもともと草原の中にいたのだから、少しでも緑を」というのが森澤調教師の考えである。
 「馬は人間と同じで、性格も才能も違います。でも、競走馬である限り、勝つことでしか評価されません。けれど、ひとつ救われることは、各馬にあったトレーニング法を見出すことで、今まで勝つことができなかった馬が、実力を発揮できる可能性がある、ということです。ですから私の厩舎では、一頭一頭の個性を大切にしています。」
 厩舎では、植え込みの他にも、さまざまな工夫がなされている。そのひとつが水≠ヨのこだわりだ。マイナスイオンやミネラルなどを多数含む『ディレカ』の活水器を設置。馬体の洗いから、冷房用のミストまですべての水を賄う。餌≠ヘ配合を研究した結果、業者と自社ブランドを共同開発した。音≠ノも配慮し、馬のストレスを軽減させるため、鳥の鳴き声や川のせせらぎといった環境音楽を流すなどの工夫がある。他にも、馬体の健康≠考え、『自律神経整体』や『サウンドヒーリング』などを検証している。
 「人間の都合で走ってもらっている馬ですが、勝手な都合で見捨てたりできるはずがありません。同業者や獣医師に難色を示された馬でも、可能なことを、すべてやって、馬主さまのためにも全力を尽くしたい。」森澤調教師は、厩舎の経営者には珍しく、他の分野から知識を得ることに意欲的だ。自らの視野を広げることで、馬に活用しようとしている。「もともと才能のある馬を、預かることができるのは光栄です。でも、私は才能をうまく開花できない、あるいは問題のある馬こそ、原因を探り、改善したい」―厩舎運営は結果が問われる。しかし、それ以上に大切なものを守るからこそ、多くの馬主に選ばれているのだろう。

 

[ 調教師 森澤 友貴 ]

祖父は装蹄師、父は調教師の家系に生まれる。父の厩舎、アイルランドのJohn Oxx厩舎や北海道ノーザンファーム他での修業経験を経て、2005年に開業。以来、年間の勝利数、勝率とも常に上位にランキングし、数ある厩舎の中から選ばれてきた。JRAの大手馬主や、クラブ馬主の所有馬も、多数管理している。



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森澤厩舎
調教師 森澤 友貴
兵庫県尼崎市田能2-2-9 201
TEL/FAX. 06-7892-2489
mail:morisawa.tomotak@gmail.com

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