インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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19号紹介

【株式会社宮ア電気商会】
震災で気づいた会社の誇り
人の生活をつくる仕事

社員を守り、日本を守るため
誠心誠意の電気工事


 朝は5時に出社し、夜遅くまで働く。福岡の経営者仲間とは、「俺たちが見本になって世に良い影響を与えていこう」と熱く語り合う。
 先代は積水ハウスの創設者・田鍋健氏に心酔。以来、積水ハウスから電気工事を受注し、二代目として59年目を迎えた。
 ひとつの転機は阪神大震災。倒壊した住宅群の工事にチームを組んで向かった。テントで暮らす被災者から「九州から来てくれたんか、ありがとう」と声をかけられ、自分たちの真の姿を問い直した。
 「震災で、この仕事の本当の意味を知りました。ただ、私達は電気を引き回すのではありません。人の生活を支える暮らしを作っているのです。社内にも誇りが芽生えました」。
 その後は、東日本大震災に熊本地震と、全国に災害が起こるたびにチームを組んで遠征した。東日本大震災の東北滞在は4年半にも及んだ。地元での仕事が忙しい中、社員から反対の声もあがった。「なぜ、行かなくてはならないのだ。せめて社長は残ってほしい」。
 宮ア社長は話す。「被災地に入った社員が凄惨な現場に様子がおかしくなったことがあります。気づいたら彼は、ウツを発症していたのです。災害現場は心も体も危険な場所です。でも、私達はそこに向かいます。自分が陣頭指揮をとるのは、いざという時は、ついてきてくれた社員をすばやく守る判断をするためです。」
 話し方は穏やかだが、強い意志と誇り、そして社会や社員への大きな愛を感じる。九州から日本を支える男がいる。経営者のあるべき姿をそこに見た。

[ Dragon Point ]
地域づくり、日本づくりのための若手育成に取り組む宮ア社長。話していると九州男の男気を感じた。

[ Column ]
宮ア社長はご自宅の花壇に花を育てている。昔は花なんて見向きもしなかったが、東日本大震災の時、正視できない悲惨な現場で皆が瓦礫の撤去に明け暮れる中で、花を植えているボランティアグループを見たそうだ。その時は、「この状況でのんきに花を植えるとは」といぶかしんだが、数日後に開いた花を見て、宮ア電気の社員たちも涙を流した。「花の優しさはすばらしい力」とその時以来、花を愛するようになった。

 

株式会社宮ア電気商会
代表取締役社長 宮ア 勝徳

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福岡県福岡市城南区田島4-18-30
TEL.092-851-5617 FAX.092-851-8157
http://miyazakidenki.com

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