インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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46号紹介

IMAクリニック
大阪・梅田で昼夜働く人のために
24時間365日体制で未病対策

時代に合った地域医療を充実
医師を目指した思いを今実現


有村 大阪市北区に今井先生の名前を冠した『IMAクリニック』を開院されたということで、おめでとうございます。先生のご経歴を拝見すると、大学病院や総合病院など先端的な環境での免疫組織化学、脳循環調節などの研究の一方、救急医療の現場での症状診断など、研究と現場、両面の最前線で働かれていますね。そもそもなぜ、医療の道を目指されたのですか。
今井 私の生まれは大阪の豊能町。山奥で生まれました。まだ地方で医療体制に不備不足があった時代、大寒の日に未熟児として生まれた私を祖母が必死で炭火の暖をとり命を守ってくれました。4歳で妹ができましたが、赤ん坊の頃に発熱して半身不随になり、小学生で亡くなりました。地方では医療体制が十分ではなく、もし自分が医師であったなら…との思いから医療を志したのです。脳神経外科を専門にしたのは治療に可能性を感じる分野だったからです。
有村 脳外科の専門医でありながら、高血圧・高脂血症・糖尿病など生活習慣病をはじめとした内科をはじめ、外科、皮膚科や、美容エステまで備えたクリニックを開院されたきっかけは何でしょうか。
今井 70歳を過ぎ、医師としての経験、知識や人脈から、専門領域に捉われず、地域に暮らす患者さんにより大きく奉仕したいと考えていました。その折に、この大阪・梅田駅近くという場所にご縁を頂きました。24時間365日の診療スタイルを採用したのは、ここがオフィスも繫華街も近く、常に大きな人の流れがある地域だから、24時間365日の診療体制が役立つと考えたのです。コロナ禍で時間外の医療難民が多かったことも、いつでも受診できる環境を作った理由です。
有村 昼夜働く方が、それぞれ自分のタイミングで受診できるのは有難いですよね。アクセスも良く、非対面でWEB診療もしてくださるのも心強いです。

脳神経外科の専門家だから
医療美容に経験と知識あり


有村 医療エステという分野は、クリニックを身近なものに感じさせてくれますね。
今井 私の専門だった脳神経外科は脳をいかに大事にするかというアプローチで、形成とも非常にリンクします。脳の中枢部分から出る動脈が顔面神経を圧迫する症状『顔面けいれん』の手術も、脳外科手術の一分野。つまり美容医療に近い領域なのです。
有村 私は美容注射に興味があるのですが、ニンニク注射や美白に有効なビタミン点滴などが手軽に受けられると伺いました。
今井 美容注射の接種はあくまで医療領域ですが、より必要とする方に届けられるよう知恵を絞りました。たとえば『飲む前にセットA(アリナミン+胃粘膜保護成分)』など、必要な成分を組み合わせで提供しています。
有村 そうした工夫を凝らされた上で500円〜と治療費も驚くほどリーズナブルですね。
今井 利益はほとんどないのですが、「人を助けたい」という思いでやっており、そこに薬剤メーカーも協賛してくれています。

未病にアプローチする使命
誰もが訪れやすいクリニック


有村 内科や外科などについてはいかがでしょうか。
今井 私はかつて脳卒中を専門とし、救急車が来る前段階から確定診断を出し、ファーストタッチから検査までいかに時間短縮できるかなど分秒を争う世界にいました。そのため素早い検査での未病チェックを重視しています。当院は総合病院でも珍しい最新型のエコーなどの機器類を充実させ、血液検査はセットして3分でデータが出ます。アレルギーは翌日に全項目の結果が分かり、肝機能障害や抗アレルギーに対してはすぐに点滴が可能です。こういったスピード感は、町のクリニックの使命だと考えています。
有村 モニター完備でリクライニングシートの個室など、治療が終わった後にしっかり休息できるご用意が整っているのも印象的ですね。
今井 コロナの教訓も踏まえ、気分が悪くなった時すぐに休める場所が身近にあることを大切にしています。開院したばかりですが、地域の総合病院からも医療連携してほしいとの問い合わせを受けました。施設連携や救急体制など、地域の医療課題に応える仕組み作りを進めています。
有村 先生が医師を目指した原点が地域医療でしたね。
今井 ええ。地域医療といえば、私の命を守ってくれた祖母が頸椎を骨折し、グループ内で手術したことがありました。その経験から高齢者のリスクファクターをどう削るかについて、頸椎分野も積極的に扱いたいですね。
有村 ご自身の専門を越えた範囲でも、その時代の患者様が求めるものを的確かつ細やかに捉えた上で柔軟に応えようとされる―なによりも、今井先生の医療へのご姿勢が伺えます。多様なニーズに合わせた現代の地域医療のスタイルに、今後も注目いたします。

 

[ Column ]

『白玉セット』は3,000円、『ダイエット応援セット点滴』も2,000円。所要時間は5〜25分と短いのも便利。このお値段なのに、設備面でも町のクリニックとは思えない充実度―開院前から予約問い合わせが絶えず、今井院長の思いは確実に広がっている。

[ Point ]

ネットワーク診療の他に、提携薬局から郵送で薬が届くなどより良いシステムを積極的に取り入れられる今井院長。疲れ気味なときはもちろん、美容注射で元気になりたいときなどに気軽に通える一方、患者さんの負担を少しでも軽く―病気を治すだけでなく、病気を防ぐ未病への意識を高める医療スタイルとしても、期待は大きいですね。

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IMAクリニック
院長 今井 治通
大阪府大阪市北区堂山町12-8
今井クリニックビル
TEL.06-6315-5700
https://www.ima-clinic.com

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