インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

インタビューマガジン『B.S.TIMES』

インタビューマガジン『B.S.TIMES』
インタビューマガジン『B.S.TIMES』

B.S.TIMES InstagramページへB.S.TIMES Facebookページへお問い合わせ

46号紹介

株式会社原田畜産
魅力ある畜産を未来へ
熊本県菊池市の『延寿牛』

繁殖から肥育まで一貫生産
SDGsな『商畜連携』実現


藤波 ここは熊本県菊池市で親子2代、50年続く牧場だそうですね。
原田 当牧場には、子牛も含め500頭おります。かつては肥育業のみでしたが、9年前に私が継承してから繁殖事業に着手し、母牛が180頭います。種付けに始まり、販売まで一貫生産を目標とし、それが実現しつつあります。
藤波 熊本と言えば赤牛ですが、独自のブランドを生産していると。
原田 赤牛の自社ブランド『延寿牛』を作り、飲食店に卸すなど、開拓してきた独自ルートで売りだす構想です。この辺りは中世の豪族・菊池一族が用いる無敵の刀=w延寿刀』の鍛冶場だったと言われています。同地域を盛り上げたいとその名をいただきました。
藤波 農場として他にも新しい取り組みをなさっていると伺いました。
原田 小さな農場ですが、SDGsに貢献しています。私が作った造語『商畜連携』を掲げ、畜産業と異業種が手を取り合う仕組みを実現。例えば食品加工工場から出るビール粕、麺粕、ナッツなどの残り物を有価物として当農場が買い取り、餌のコストを抑えながら食材ロスを防ぎます。熊本では大手メーカーも協力していただき、コストを削減できたと喜ばれています。『延寿牛』は赤牛だけにお屠蘇(赤酒)の酒かすを餌にしたり、おからや豆のクズなどで肉に旨味をもたせたりと、ブランディングとしても役立てています。
藤波 まさに個性ある赤身のおいしい肉を生み出すのですね。
原田 はい。将来は社会・経済的にも魅力的な畜産≠実現し、後世に引き継ぎたいですね。
藤波 原田畜産の将来に期待します。

 

[ Column ]

種付けから十月十日。出荷するまで40カ月以上もかかる畜産業。「出荷したときの価格状況は、博打のようなもの」と原田さんは話す。原田さんは畜産業を継承し、「利益が出ない産業」と痛感。相手が生き物だけに休日のない生活が続く中、「楽しさがない状況をなんとか打破したい」と知恵を絞った。まずは1日10キロを消費する飼料の問題に着手した。

[ Point ]

原田畜産では理念に共感して、残渣提供に協力してくれる食品メーカーを募集中!特に求めているのは穀類の残渣です。関西エリアぐらいまでトラックで取りに来てくれるそう。困っている食品加工工場さん、商畜連携しませんか。

■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■

株式会社原田畜産
代表取締役 原田 真二
熊本県菊池市北宮316-1
TEL.0968-41-8200

■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■

 

一覧に戻る

  • 広告募集
  • 設置場所はこちら
  • インタビューマガジン『B.S.TIMES』ホーム
  • コンセプト
  • 誌面紹介
  • レポーター紹介
  • イベント紹介
  • 運営団体
  • お問い合わせ
左メニュー

異業種交流会パートナーシップPlus

ページのtopへ

Copyright B.S.TIMES. All Rights Reserved