インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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46号紹介

株式会社Potora Garden
世界に届け!岩手漆染め
地域資源に新たな命を

苦難を越えて楽しいへ!
漆原木をアップサイクル


藤波 就労継続支援B型事業所とのことですが、当初は苦労されたと。
小軽米 資本金50万円で借金からのスタート。安定するまで2年半は苦しかったです。私の取り柄は明るい性格。徐々に人が集まり、今は空き待ち状態です。
藤波 漆を使った染色という伝統のものづくりに取り組んでおられると。
小軽米 当初は地域企業に貢献する作業請負先を目指しましたが、企業の依頼には波があります。そこで自分たちのオリジナルで世界に通用する=A地域資源を活用できる≠フ2点から『漆』に着目しました。皮膚がかぶれる漆器の扱いは難しく、扱いやすい漆の染め物を調査。漆を採取し役割を終えた漆の原木は、通常は切り倒されます。それをアップサイクルし、草木染の要領で鮮やかな黄色の染め物を作るのです。
藤波 やりがいのある仕事でしょうね。
小軽米 当社は作業のやり方より、働く価値観や商品のストーリーを大切にしています。地域ではポトラマジックで人が変わる≠ニ言われ、私自身が夢のある最高の仕事と感じます。先日も引きこもりだった20代の若者に恋人ができ、就職し、卒業しました。漆染めは地域に2名しか職人がおらず技を継承できたことについても、「やりがい」や「生きがい」に繋がりました。
藤波 今後の目標は何ですか。
小軽米 ここで働くみんなが作った作品を海外へ発信して、その素晴らしさを認めてもらい、その喜びを皆さんと分かち合いたいです。これを契機に就労支援事業をさらに広げる一方、就労支援以外の一般事業も作り、地域の雇用増加と活性化に貢献します。
藤波 活躍を応援しています!

 

[ Column ]

創業当初、苦しかった時代は、コンサルタントの意見を取り入れ、混乱を深めたという小軽米さん。最後は今いる利用者を見つめ、自分が思った道を信じて突き進んだ。「皆の商品を海外に運びたい」という願いは、コロナ期前に中国との取引が持ち上がるなど、今実現しつつある。小軽米さんは、「思いのレベルを限界まで持ち上げよう」と周囲に語りかける。

[ Point ]

地に足をつけて、諦めずしっかりと困難を乗り越えてきた小軽米さん。大きな人間力とパワーを感じる方でした。漆染めをはじめて見ましたが、こんなやさしい色に染まるんだとびっくり。デザインがカッコよくて、味わい深いね。

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株式会社Potora Garden
代表取締役 小軽米 健太
岩手県二戸市似鳥沖野60-1
TEL.0195-26-2363
https://www.potoragarden.com

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