インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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46号紹介

NPO法人PocoaPoco/福祉作業所 あんだんて
ゆっくり自分らしく生きる
木のぬくもりある事業所

全国から視察に訪れる
こだわりがあふれる空間


大河内 木のおもちゃづくりなどで高い評価を得る障がい者就労継続支援B型事業所とのことですが、木工所併設の立派な施設ですね。開所のきっかけは何だったのでしょうか。
松井 1999年、大学生だった私の子どもが統合失調症になり、精神病院の家族会に出たのがきっかけです。障がいに対し差別と偏見があった時代。患者さんが「好きでこんな病気になったんじゃない。働く場所があったら働きたいんだよ」と発言。私は思わず「じゃあ、私が働く場所を作ります」と。
大河内 即答ですか!すばらしい行動力ですね。そして実践したのですね。
松井 もともと私は保険の営業職。すぐさま市長に会いに行き、知識のある人を訪問。周囲に声をかけたところ、ボランティアは200名が集まり、2カ月後には千坪の敷地を押さえました。
大河内 パワーがありますね!全国から講演依頼や視察があると。
松井 ここは相談所という小さな看板をかけていて、色んな人が相談に来ますし、見学にもきます。元気になって卒業して就労する方も多く、総合病院からも新規の方の紹介があって託されます。
大河内 これが木のおもちゃですね。手触りがすべすべで本格的な商品ですね。
松井 一番のこだわりは肌ざわり。紙やすりで磨きあげます。作業所の仕事とは思えないクオリティーを評価され、全国から注文をいただきます。当施設は地域の方や行政の方、近隣の企業にも応援をいただきますし、木の材料も建築現場の方が支援してくれる。皆さまの助けで成り立っています。
大河内 松井さんの情熱が周囲の協力を呼び、今の風景がありますね。

 

[ Column ]

松井さんが精神病の説明をするとき、こんな風に言うそうだ。「例えば、朝に家を出てから少しして、鍵をかけたかな、コンロの火を止めたかなと気になることはありませんか?」「資金繰りがうまくいくかどうか分からず眠れなくなることありませんか。それが過度になったのが精神病です」と。すると聞いた方は、自分のことのように、身近に感じて協力してくれるそうだ。

[ Point ]

施設は清潔で道具もきちんと整備された空間。こんな施設を実現した松井さんはすごいパワーの持ち主ですね。私も話しているだけで元気をもらいました。松井さんの前向きさを見ていると皆さんが、協力したくなるのはよく分かります。

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NPO法人PocoaPoco/福祉作業所 あんだんて
代表理事 松井 治子
埼玉県東松山市大字西本宿1762-1
TEL.0493-59-8978
https://poco-a-poco1115.net

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