インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

インタビューマガジン『B.S.TIMES』

インタビューマガジン『B.S.TIMES』
インタビューマガジン『B.S.TIMES』

B.S.TIMES InstagramページへB.S.TIMES Facebookページへお問い合わせ

47号紹介

CRGインベストメント株式会社
双方満足のM&A案件に一生懸命
人材×投資面で信頼を勝ち取る

社会課題である事業承継
この解決は日本経済を救う


吉岡 事業承継を手掛けるコンサルティング会社ですが、どういった成り立ちですか。
小田 当社が所属するCRGホールディングスは創業30年目、2018年にはグロース市場に上場した総合人材サービス企業≠ナす。2021年に、事業領域を広げる方針に基づき、業務のひとつであったM&Aを促進すべく当社が設立されました。私は銀行と投資銀行で、当時から経済界で問題認識のあったM&Aに携ってきた経験を持ち、当社の代表に任命されました。現在、事業承継問題は社会で表面化し、日本としても「官民一体となって支援しよう」という流れがあります。当社も事業を拡充しようと努め、同年には山梨中央銀行とも業務提携を実現。もっと積極的に仲介事業を強化すべく、同席の2名(米津氏・辻氏)にもジョインしてもらいました。
吉岡 後継者不足は社会課題ですね。
小田 日本では黒字経営でありながら高齢化などで廃業の危機に陥る企業が、廃業する企業の内、およそ5割を占めます。2025年は6割以上の経営者が70歳を超え、経済産業省の分析では127万社で後継者不足の状況になると言われています。これらを解決しない限り日本経済は非常に厳しい状況です。そのような状況下で、2023年、中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤を構築するため、経済産業省が『M&A支援機関登録制度」を創設し、ガイドラインが設けられ、当社も当該支援機関に登録しました。
吉岡 価格の決定には、御社も含め、マッチングする両者の信頼が重要ですね。
小田 経営者は情熱を持って会社を経営しています。財務状況や業界相場に照らし合わせて買収価格を調整しますが、折り合いが付かず破談となるケースが多いです。成立後に財務上の問題が起こる可能性もあるので財務などに関する情報を調査するデューデリジェンスも重要です。

行政からの支援依頼に基づき
完全成功報酬型で実現


吉岡 現在は、どういった業界にM&Aのニーズが多いのでしょうか。
小田 ひとつはコロナ禍で痛手を受けた飲食や旅行・宿泊業です。歴史あるホテルなどは優れた企業ですが、ワーカー不足を解消できていません。厳しい現状に対し、後継に名乗りを上げる人が少ない状況です。
吉岡 仲介事業のコンサルティングとして、やはりグループ企業と連携した人材コンサル面は強みとなりそうですね。
小田 M&A実行後は統合の兼ね合いや、その後の成長戦略において、人材の課題は多く発生します。私たちは人材採用≠ノ強みを持っているので、そこを手伝えるのも同業他社との差別化要因です。当社はミドルエグゼクティブ層の紹介事業に力を入れる他、CS事業部門であるカスタマーサポートやカスタマーサクセスの事業部門を有しています。そこで働く就労者不足に対しても、総力をあげて対応します。
吉岡 御社が完全成功報酬型を謳っているのは信頼性の問題からですか。
小田 はい。私たちは先程も申した通り、経済産業省が策定するガイドラインに則り、支援体制を敷いており、安心できるマッチング体制を構築できていると自負しています。そこで、着手金といった入口の金銭的なハードルを下げることで、対応案件を増やす使命があります。

学びと達成感のある仕事
信頼構築こそ使命である


吉岡 御社にはスタートアップ企業に投資する仕組みがありますが、手ごたえは。
小田 ネットワークの広がりにより、すでに10社超の投資を実現しました。また併せて、LP出資といった形で投資ファンドに出資しており、その投資ファンドからご紹介頂く形でスタートアップの企業とのコミュニケーションがとれています。
吉岡 マッチングするときは、何を大切にどのようなプロセスを経るのでしょうか。
小田 買収希望企業に興味を示すであろう譲渡先をリストアップし、コミュニケーションをとりながら進めます。懸念である社員の雇用は限定期間の約束事であり、1〜2年後のことは買収側の良心に基づきます。M&Aは従業員だけでなく、従業員の家族の暮らしもかかっている。私自身もかつて銀行に勤めていたときに経営破綻と買収の当事者となりました。身をもって経験したからこそ、私は「ただ売れればいい」ではなく、どこに売るのか真剣に考える経営者と一生懸命にビジネスをしたいです。
吉岡 やりがいのある仕事でしょうね。
小田 案件は一期一会。私にとって大先輩である経営者には知識も経験も及びません。常に学びと達成感がある仕事です。当社はもともと歯科DXを目標とする医療系のスタートアップ企業と資本業務提携するところからのM&A事業を始めました。その後、ネットワークを増やす中で歯科業界に限らず、様々な業界を手がけてきました。お問い合わせが増える今、お客さまの目線に立って捉えることにさらにフォーカスしたいです。
吉岡 今後の展望はどのように。
小田 国の方針に従い、お互いにWin-Winになれる案件を積み上げ、信頼できる仲介会社にすることが私の使命です。
吉岡 今日は私も勉強になりました。

 

[ Column ]

『M&A支援機関登録制度』は、厳選な審査を経ており、登録企業に対して一定の信用力が担保されている。いちはやく制度に登録した同社には業界の理想をリードする役割も期待される。金融機関出身の代表によるオペレーション部門の確かさ、外部からも見える信頼の構築など、地道な努力を積み重ねている。

[ Point ]

最近、自分の創業を目指す女性が増えているそう。女性はビジネスに対する考え方に男性と異なる側面があるそうで、小田代表も「経済界に多様性が生まれる」として、女性経営者が第三者承継に名乗りを上げることを期待しているそう。あなたの力を生かしませんか。

■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■

CRGインベストメント株式会社
代表取締役 小田 康浩
東京都新宿区西新宿2-1-1
新宿三井ビルディング37F
TEL.03-5989-0857
https://crg-ivm.co.jp

■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■

 

一覧に戻る

  • 広告募集
  • 設置場所はこちら
  • インタビューマガジン『B.S.TIMES』ホーム
  • コンセプト
  • 誌面紹介
  • レポーター紹介
  • イベント紹介
  • 運営団体
  • お問い合わせ
左メニュー

異業種交流会パートナーシップPlus

ページのtopへ

Copyright B.S.TIMES. All Rights Reserved