ポジティブ心理学コンサルタント／コーチ 工藤 亜里
ポジティブ心理学の応用で
組織や個人の強みを活かす
経験をもとに背中を押す
あなたが幸せになるヒント
吉岡 工藤さんは話題の『ポジティブ心理学』を用いて、人の強みを発掘し、生かす後押しをなさっていますね。
工藤 私が最も力を入れているのは、皆様の強みをベースにした〝幸せに働く方法〟です。ポジティブ心理学を個々にカスタマイズし、それぞれの人生がうまくいくようにお手伝いします。
吉岡 『強み講座』の講師や個人セッションを展開するのは、工藤さん自身に成功と挫折の経験があったからですね。
工藤 私は学校や家庭で「あなたがやりたいことは何？」と問われ続けて育ちました。高校時代は馬術部で、馬が好きになりＪＲＡに就職。海外駐在を含む各地で働くことにやりがいを感じてきました。しかし、30代後半で結婚・出産した後、夫の単身赴任や子どもの発達障害の疑いが重なり、疲労が続きました。そんなとき、私が助けられたのが、ポジティブ心理学者・松村亜里さんから学んだ「強み」でした。それから、できていないところを埋めるアプローチではなく、自分や周りの「あるもの＝強み」を見るようになると、変化が起こりました。
吉岡 『ポジティブ心理学』はビジネスパーソンに最適だそうですね。
工藤 これまでの心理学は治療や予防のため病気の人を研究してきましたが、ポジティブ心理学は幸福を感じる人のエビデンスに基づく理論。学んで実践することで、心理的安全性が高まり生産性があがります。個人セッションはこれまで多くの皆さまに変化や前進の実感を得ていただきました。今後はそれをシステム化し、幸せな人を増やしていきたいのです。
吉岡 企業の教育や人事制度に取り入れることで効果も高まりそうですね。多くの人に届けてください。
［ Column ］
工藤さんは、『宅地建物取引士』の資格を持ち、不動産会社を経営する経営者でもある。結婚・出産後に家業だった不動産業を引き継ぐことを決意。苦手分野だった数字を克服したいと『2級ファイナンシャルプランナー』の資格を取得した。こういった挑戦もポジティブ心理学で学んだ心の在り方が活きたそうだ。現在は、経営者のマインドに共感できるコーチとしても活動する。
［ Point ］
生き生きとした表情が印象的な工藤さん。話していると多くの方が背中を押される理由が分かるようです。明るく語る工藤さんも人生で思うようにならず悩む経験があったからこそ、今、他の誰かのために発信したいと願うのでしょうね。
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ポジティブ心理学コンサルタント／コーチ
工藤 亜里
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