インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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50号紹介

かねがさき山本ファーム
ひつじに魅入られて
国産羊肉と観光地域創生

害獣対策から羊毛刈り
ニッチな世界に飛び込んだ


藤波 2021年からひつじの飼育をはじめたそうですが、きっかけは何だったのですか。
山本 私の父が県立大の教授で、行政と小規模のひつじ農家を支援する活動をしていました。私は勤め人でしたが、その手伝いをしており、次第にひつじに魅せられました。2021年に起業し、今は合計130頭を飼育しています。
藤波 どういった点が魅力でしたか。
山本 まずは珍しい国産羊毛の活用があります。さらに害獣はひつじの匂いを嫌うため、害獣対策の効果も出る。便は扱いやすく堆肥になる。何より可愛いですよね。また、羊肉は国産が0・5パーセントと稀少で、市場価値があります。
藤波 やはり国産のひつじですと、お肉の味が違うのですか。
山本 羊肉は地域ごとに味が異なって面白いですよ。外国産と違って、国産はまったく臭みもなく、脂があまくて、肉に味があります。外国産の場合は放牧したときに青草を食べており、これが臭いのもとになってしまうのです。
藤波 やり方ひとつで、味わいをコントロールし、ブランド化できるのですね。
山本 はい。ひつじは牛のように飼育ルールが厳しくありません。このニッチな世界に飛び込んでみたかったのです。
藤波 実際にやってみてどうですか。
山本 1年目は失敗も多く、2年目は失敗から学んでの挑戦ですが、ひつじの魅力をいつも再確認しており、まだまだ伝えきれていません。日本では衰退してきたひつじですが、可能性のかたまり。実は、岩手県は北海道に次いで全国2位のひつじ生産地域でもあり、皆さんと手を携えて盛り上げるのが夢です。
藤波 私もひつじ農家を応援します。

 

[ Column ]

『かねがさき山本ファーム』は、ひつじと触れ合うことのできる観光スポットでもある。羊毛フェルト細工体験を楽しんだり、あたたかいシーズンが到来すれば羊毛刈りの体験プログラムも満喫できる。ひつじをあらゆる観点から見つめることのできるファーム。半日を過ごすと、ほっこりした気分に。ひつじからいろんなものが見えてくるようだ。

[ Point ]

一頭一頭、表情が異なり、愛らしいひつじ。「何よりひつじが可愛い」と仰っていた山本さんに、出荷のときにつらくないのかと聞いたところ、皆さんがその質問をするのだそう。その答えは「食に対する感謝が生まれます」とのこと。「まさに」ですね。

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かねがさき山本ファーム
代表 山本 亮也
岩手県胆沢郡金ケ崎町永栄向細15-1
TEL.080-3622-6832
https://www.instagram.com/rio_yammy

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