合同会社LifeFree
沖縄で介護プランを立案ケアマネ会社のDX改革
介護にかかわるスタッフも
自分らしく生きる世界を
藤波 ここ沖縄でいわゆるケアマネを束ねる会社をなさっているそうですね。
志良堂 私たちは自宅での『介護プラン』を立てる、在宅ケアマネの会社を2021年に立ち上げました。ケアマネの仕事をひと言で言えば、住み慣れた場所で過ごし続けるために、利用者と介護サービスを繋ぐ『調整役』。介護の計画を作成し、月に1度はご自宅を訪問。利用者の状況を見守ります。
藤波 なぜ、ケアマネの会社を。
志良堂 私は浦添市の総合病院で、退院する患者を施設や自宅に受け入れてもらう業務に携わっていました。この先、この方はどうなるのか。叶うなら、患者さんが退院後にどう過ごすのかに携わる仕事がしたいと考えていました。
藤波 ニーズが増すケアマネの働き方も見つめているそうですね。
志良堂 当社は「自分らしく生きるを支える会社」をテーマにしていますが、それは利用者だけでなく、スタッフも含めてのことです。ケアマネは施設間やご家族、利用者との調整役。板挟みになることが多く、心的なストレスを抱えがちで、離職率も低くない。ケアマネになれる資格者は多くなく、その割に報酬が適正とは言いにくい。
藤波 そんな中、どのような工夫を。
志良堂 当社は利用人数を増やすことで月単位の報酬額を増やしています。一方で、仕事量を減らすべく事務員を配置し負担を軽減。電話業務を減らし、LINEによる連絡を推奨するなど、DXによる作業効率化に取り組んでいます。
藤波 今後の構想はいかがですか。
志良堂 障がい者の専用施設づくりや県外進出など色々とやりたいことがあります。職員を増やし、夢をひとつずつ一緒にかなえたいです。
藤波 沖縄発信でがんばってください。
[ Column ]
合同会社Life Freeは、北中城村に拠点を構えるが、2021年4月、浦添に『ケアプランニングらいふりぃ浦添』を設立。2号店として設立したその所在地は、『嶺井第一病院』に隣接し、同病院からの退院調整における期待に応えたものだった。『嶺井第一病院』は回復期リハビリ機能を有しており、円滑で安心できる退院を促すためにもケアマネの業務が必要とされている。
[ Point ]
私も義理の父母の介護を抱えていまして、ケアマネさんは身近な存在。でも、近いようでいて、その業務内容をよく知りませんでした。ケアマネはこれからの日本にますます必要とされる専門職。いいカタチで働き方を変えてほしいですね。
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合同会社LifeFree
代表/管理者
主任介護支援専門員・社会福祉士
志良堂 幸次
沖縄県北中城村字喜舎場167-2
TEL.098-989-9860
https://lifefree-llc.com
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