インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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50号紹介

有限会社吉田松蔵商店
危機を転機に変える!
柔軟発想の仏具ブランド

伝統を新たなる舞台へ
やわからな経営戦略


 仏具卸し業者として4代目を受け継ぐ『吉田松蔵商店』の吉田彰浩さん。
 「継承した時は代々の仏具卸し商売を、そのまま受け継げばよいと思ってましたが、仏具需要に加え、得意先も減る一方。どうにかせんとあかんやろ」と笑う。その表情は暗さがない。むしろこの窮地を挑戦への肥しとして、楽しんでいるように見受けられる。
 吉田さんのチャレンジは柔軟だ。2011年、有志と共にオリジナルブランド『柒+』を設立。官学連携で若者のアイデアを練り上げ、長浜のガラス工芸を生かした位牌『kasanei』を発表した。先祖を祀る風習を今の子育て世帯に持ち込みたいとのアイデアだったが、関東を中心として販売数が伸び、今は「仏壇の代用」としてのニーズが主となった。
 今年から予定している「近江のデザイナー」マッチング事業での女性デザイナーとの協業は、妻で役員の満里子さんに担当を譲り、「感性の触発が楽しみ」と泰然自若。
 しかし、吉田さんにはぶれない芯がある。その核に据えるのは彦根の伝統≠セ。「他産地と比べて、私らが私らとして勝負できるのは彦根の品質」と胸を張る。工芸とフレキシブルの合わせ技でどっしりと好戦する。

 

[ Point ]

同社は「仏壇はなぜ売れないのか」という悩みから、新発想のオリジナル商品を開発。有志との協業では、伝統ある地域ゆえ、職人や業者との様々な軋轢と苦労もあったようだが、労を多く語らず、未来を多く語る。その仏具店には意外なほどの爽やかさがある。

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有限会社吉田松蔵商店
代表取締役 吉田 彰浩
滋賀県彦根市新町39
TEL.0749-23-8322
https://www.yoshidamatsuzou.jp
https://www.nanaplus.jp

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