インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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50号紹介

株式会社タケツネ
滋賀県伝統的工芸品
輪奈天鵞絨に特化した老舗企業

長年培った技術を
時代のニーズに転


 生地の表面に輪奈と呼ばれるループを作り、そのループの配置で柄を作る輪奈天鵞絨。滋賀県伝統的工芸品指定を受け、コート地の最高級品として愛用される素材だ。タケツネは大正8年創業。多種多様な輪奈天鵞絨を織り続けてきた湖北の老舗企業だ。武田規与枝さんは、2019年にその6代目を継いだ。
 製織→紋切→針抜き→精練→色染めという工程は、家内制分業で、紋切・針抜きに関しては全て手作業。少しの手元の狂いが糸を傷つけ生地の出来上がりに直結するため、一つ一つの動作に高度な繊細さと緻密さが要求される熟練の技術だと分かる。
 織物を本格的に扱い始めたのは曾祖父の時代。祖父が亡くなる際、祖母に天鵞絨を続けるよう言い遺し、より研究と改良が進んだ。先代が着物にも出来る生地「ちりめん天鵞絨」を開発。同社に就職して改めてその素材の良さに魅了された武田さん。半衿、丸ぐけ帯締めなど和装とのコラボレーションや、2WAYバッグやスマホショルダーなど現代のライフスタイルに合わせたグッズも開発。先達から受け継がれた歴史への誇りを胸に、伝統技術を時代のニーズに沿った製品に転換するモノづくりに挑戦している。

 

[ Point ]

小売店の20代女性から、「お客様から天鵞絨の製品が欲しいと言われ、初めて天鵞絨を知った」という問い合わせもあったそう。「確かな愛用者がいる伝統の素材」―問い合わせた女性は「手触りがよくて軽くて、美しい。こんな素晴らしい素材があるなんて」と驚き、喜んでくれたとのこと。

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株式会社タケツネ
代表取締役 武田 規与枝
滋賀県長浜市朝日町36-20
TEL.0749-62-0310
https://taketune.com

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