整形外科ぐんまの森クリニック
肩の専門医が支える選手寿命
スポーツと地域をつなぐ整形外科

高校球児から整形外科医へ
仲間のケガが原点に
吉岡 群馬でクリニックを開院されました。医師を志されたきっかけは何だったのですか。
濱野 高校球児時代、同級生がケガで野球を辞めざるを得ない現実がありました。その経験が大きかったですね。結果として、それが医学部の整形外科に進むきっかけになりました。私にとって「医師になる決意」とは「整形外科になる決意」でもあったんです。
吉岡 開業というビジョンは、早くからお持ちだったのですか。
濱野 はい。いつか開業したいという思いはずっとありました。研究や臨床の現場も自分には合っていたのですが、もっと次のステージへ進みたいという気持ちがあって。ご縁があり、開業に踏み切りました。
吉岡 開業してみて、いかがですか。
濱野 1年半たちましたが、想像していたよりも楽しいです。小・中・高生の球児だけでなく、シニア野球をされている方も多く来てくださいます。年齢を重ねても心は少年のままで、「腕が上がらなくなる直前までボールを投げたい」とおっしゃるんですよ。大学病院では最前線のトッププレイヤーの治療が中心でしたから、こういった現場に携われるのは新鮮で、本当に良かったと思っています。
専門医として寄り添う治療
「違和感のうちに」受診を
吉岡 専門分野について教えてください。
濱野 私は整形外科の中でも肩の専門家です。野球だけでなく、バレーのように腕を上げる動作の多いスポーツ、また四十肩、五十肩、そして「肩腱板断裂」などの治療を専門にしています。60代になると、症状に出ないものの実際には4人に1人がこの腱板断裂を発症しているとも言われています。
吉岡 予防の方法はあるのですか。
濱野 「肩腱板断裂」は予防というより、早期発見が大切なんです。1ミリ、2ミリの小さな損傷の段階で見つけて治療すれば、広がる前に防ぐことができます。多くの方が「痛んで困ってから」受診されますが、違和感に気づいた時点で来ていただけると、余後はよくなります。
吉岡 こちらに来院される患者さんには、どんな特徴がありますか。
濱野 肩専門のクリニックとして認知されており、他の医院から紹介を受けるケースも多いです。整形外科医の中でも、スポーツに対する熱量やアプローチの仕方には差があります。当院では、足の先から脳まで、体全体を見て原因を探るようにしています。
吉岡 我が家の子どももサッカーをしていますが、子どものスポーツ障害も多いですか。
濱野 はい。子どもの場合、ケガというより体の硬さが原因のことが多いです。9割は肩や関節が固くて動きが悪いだけなのです。ですから、痛みを取るのではなく、ストレッチで柔らかくする指導を中心に行っています。少年スポーツでは「どこかを壊している」と考える人が多いですが、実は原因が別の場所にあるケースがほとんど。ポイントを絞ったストレッチだけで改善することも多い。あらゆる世代の選手寿命は、もっと伸びると私は思っています。
吉岡 設備もかなり整っているそうですね。
濱野 新型のエコーを導入し、注射などの際、患者さんと画面を見ながら確認しています。
シニアの夢を支え
選手寿命を延ばしたい
吉岡 患者さんに伝えたいことはありますか。
濱野 地域の整形外科としてやるべきことをしっかりやりたい。そのうえで、中でも私が一番取り組みたいのは、シニアスポーツに携わる方々の「夢を応援すること」。なかなかここにフォーカスして理解する医師は少ないですから。やりたい、続けたいという気持ちに「休むように」と返すのではなく、「続けられるようにサポートします」と言える医師でありたいですね。
吉岡 先生ご自身もスポーツマンだとか。
濱野 ゴルフが好きで、休みの日はコースに出ており、関西の大会まで遠征することもあります。今年は全国で20位に入りました。ベスト10が目標ですが、夢ではないと思っています。
吉岡 ご自身がスポーツを続けておられることも、患者さんへの説得力になります。今後の目標についてお聞かせください。
濱野 将来的には、同じコンセプトを持つクリニックを群馬県内の4地域に作りたいと考えています。そのためにも、まずはこの地でしっかりと認知と信頼を得ることが大切です。地域の方々に「ぐんまの森クリニックがあって良かった」と言ってもらえるような存在を目指していきたいです。
吉岡 濱野院長の話を伺って、医療という枠を超えて「生涯スポーツを支える」という信念を強く感じました。誰もが「好きなことを続けられる喜びを持てる社会」へとつながるこれからの展開がとても楽しみです。

[ Column ]
院内は落ち着いた雰囲気に包まれ、待合室もゆったり。リハビリ室にはウォーターベッドを完備し、各種ストレッチ機器や電気椅子も設置。自律神経の調整や肩こりの改善に効果的な高周波治療器、筋力回復をサポートするPMSなども導入している。最新のレントゲン設備と併せ、快適な環境で身体の回復を支える院内空間が整っている。
[ Point ]
都内の病院とは違い、ゆったりとした空間が印象的でした。駐車場も広くアクセスしやすい。「ぐんまの森」という院名は、隣接する公園に由来するそうです。「群馬県民なら誰でも場所がわかる場所に…」と、地域に根ざす想いが、その名前にも込められていると感じました。
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整形外科ぐんまの森クリニック
院長 濱野 哲敬
群馬県高崎市八幡原町453-1
TEL.027-347-6100
https://www.gunmanomori-clinic.jp
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