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51号紹介

一般社団法人日本体芯力協会
がんばらない筋トレとは
『体芯力®️』で体力を革命する

インナーマッスルを活性化
痛みのない筋トレ


吉岡 『体芯力®️』というがんばらなくていい筋トレ≠開発された創始者で、現在はパーソナルトレーナーやスクール講師としても活動されています。鈴木さんの『体芯力®️』はストレッチをしているような動きで体の芯の筋肉つまり、インナーマッスルに働きかけるものだそうですね。
鈴木 『体芯力®️』は、頑張らなくてもつらいところが楽になる独自のメソッドです。「なぜ痛みが出るのか」という視点から、科学的根拠に基づいて組み立てたもので、痛みや緊張を制御する脳幹と運動能力やバランスを制御する小脳にアプローチします。よく不調の出るところに、根本原因はないと言われますが、体芯筋が活性化すると、さまざまな不調の改善が期待できます。
吉岡 どういった方がトレーニングを受講されていますか。
鈴木 月に40〜50件、パーソナル型で指導しています。対象は小学生から90歳まで幅広く。お子さまですと、スポーツをやっていて、「ケガが多い」、「力が抜けない」というご相談が多く、高齢者の方は「長く元気で、歩ける身体を作りたい」といったニーズが増えています。
吉岡 ケガや痛みのアプローチだけでなく、健康寿命や運動のパフォーマンス向上にも繋がっていくのですね。
鈴木 ええ、最近の子どもの吸収力はすごいですよ。オンラインで指導しているお子さまですが、ねんざしたという相談を受けてトレーニングしたとたん、痛みがとれたのです。あまりに簡単に痛みがなくなったので、ご両親が「これはおかしい」と言われたのですが、休暇をとって腫れがひいた後、短距離走を走ったら自己ベストが出たそうです。体力の衰えや痛みを感じて受講した70歳の方も、一日3万歩を歩いても疲れない身体になって、私も驚きました。
吉岡 実は今日、私も体験させてもらったのですが、目からウロコでした。今日、私は腰痛がひどくて、コルセットを巻いて取材に来るほどでしたが、背中のあたりがスッと楽になって、痛みがマシになりました。整体と異なり触っていただくこともなく、言われた場所を、自分で曲げたり伸ばしたりするだけで苦しみが2割ほどになりました。
鈴木 このメソッドはリラックスして行うもので、基本的に力むことがありません。理論はありますが、多くの方には難しいものですから、まずは誰でも分かる「ここを伸ばして」といった物理的な説明を心がけています。人それぞれ身体の癖があり、それが痛みに変わるので、癖をとって動きを楽にするという習慣変更のメソッドにもなります。
吉岡 トレーニングというとつらいイメージですが、逆に気持ちが良かったです。理屈や手法が分かると、セルフで改善していけるところも良いと思いました。指導者の育成にも力を入れているそうですね。
鈴木 専門家はもちろん、最近は一般の方が指導者講座を受けることも増えました。例えば、68歳の美容師の方が学んだのですが、覚えているうちに他の方にも伝えたくなり、今は指導もされています。理論の本筋をおさえるとさまざまに応用できます。
吉岡 この理論を普及するために、協会を作られたそうですね。
鈴木 10年以上前に『体芯力®️』と名付け、普及を始めましたが、2023年秋に『日本体芯力協会』を作りました。がんばらなくても身体が変わってくるという選択肢を知ってもらうためにも、より多くの指導者を育成したいです。

格闘技のプロから転向
「力を抜く」武術の世界


吉岡 もともと格闘技のプロであり、スポーツトレーナーとしての経歴もお持ちですが、幼い頃は運動が苦手だったとか。
鈴木 中学生の頃、運動神経の良くない自分へのコンプレックスと、強い男性への憧れから格闘技やトレーニングを始めたのです。高校生にカツアゲされて、抵抗できない自分が悔しくて(笑)。
吉岡 鈴木さんにもそんな時代があったなんて、なんだか安心できます。
鈴木 身体づくりを続けて半年ぐらい経った頃、「変わったね」と言われました。半年ごとに写真を撮影したのですが、どんどん顔も自信に満ちてくる。さまざまな書籍を読み、トレーニングを試し、上京。プロとして活動するようになったのです。
吉岡 それがなぜ、大きく方向転換を。
鈴木 あるとき、「力の抜き加減が下手だ」と課題を持っていました。その頃、昼間はスポーツクラブでアルバイトをしていたのですが、高齢者のみなさんも身体がカチカチに固い。意識していないのに身体が固いのは私の状態と同じでした。通常のトレーニング理論はひと通り学んでいたので、この理論の中には答えがない、という結論に達したのです。同時に格闘技で常に身体のケガや不調と向き合っていました。別の理論を探していたとき、「武術」に関する書籍を手にとり、そこに真実があるように感じたのです。私は科学的な部分を学んできましたから、武術といった分野については全く信頼していませんでした。しかし、道場で、鍛えてきた身体がポーンと投げ飛ばされたことから、度肝を抜かれました。私は努力の方向性を変えることにしたのです。
吉岡 『体芯力®️』の出発点ですね。
鈴木 武術で、内側の筋肉を使うメソッドは理解でき、身体の調子は良くなりました。しかし、その根拠(エビデンス)はなかなか掴めませんでした。私は情報を求め、東大名誉教授である小林寛道先生に出会いました。小林先生はインナーマッスルの仕組みを最初に提唱した方です。私は学ぶうちにどんどん身体の本質が知りたくなりました。他方、トレーナーのセオリーからは外れていくことになったのです。
吉岡 負荷をかけるトレーニング理論とは真逆のようですね。
鈴木 トレーニングには筋トレの効果を引き出す「3原理5原則」というのがあるのですが、その原理のひとつとして、日常生活以上の負荷をカラダに与えなければ、トレーニングの効果は現れないというのがあります。筋トレが重視される、これがトレーナー界の限界でした。一方、1956年、米国で提唱された「関節運動反射」があり、これは関節の動きにより、筋肉の出力が増えるというもの。つまり、関節が動かせるようになると筋肉が増えるのでがんばる必要はないという理論です。多くの方は特定の関節しか使っていません。例えば、『体芯力®️』には背骨にアプローチする、三面運動という三方向の運動があるのですが、これにより関節の可動域があがります。

脳と身体は連動している
呼吸、眼球にアプローチ


吉岡 『体芯力®️』は脳に対するアプローチでもあるのですね。
鈴木 基本的に体調管理をしているのが脳幹なのです。ですから、健康管理は脳幹管理≠ニも言えます。脳を活性化させることと『体芯力®️』は連動します。つまり、脳に効かない運動はひとつもないと言えますが、例えば顔面の首あたりには神経が密集しており、ここを動かすことにより、さらに脳幹に影響を及ぼすことができるといった重要な位置もあります。
吉岡 痛みについても脳幹が関係しているということでしょうか。
鈴木 痛みを制御しているのも脳幹。脳は、自分で意志を持って痛みを出しているのです。人は誰でも自分の中に身体の地図を描いているのですが、地図に不鮮明さが出ると凝りや痛みが生じます。一方、マッサージなどを行うと感覚刺激が入るので、一時的に地図が鮮明になって、痛みが和らぐのです。しかし、時間が経過すればまた痛みが出ます。外部からの感覚は脳に定着しにくいんです。問題は地図の中に外れているパズルのピースがあることです。大切なのは刺激ではなく、外れたピースを埋めるトレーニングを行うことです。
吉岡 腰痛になったこともあり、私自身が毎日の習慣からくるクセを変えないといけないと思っています。
鈴木 習慣を変えないとと仰っていますが、毎日、少しの時間でも『体芯力®️』のトーレニングを行い、蓄積させていけば、逆に習慣の方が自然と変わっていきますよ。
吉岡 そうですね。ところで、指導の中に「眼球運動」が含まれていましたね。
鈴木 実は眼球の神経も脳に繋がっているのです。最近、目を酷使している方が増えています。眼球の周囲にある筋肉を動かすことは、痛みを改善することに繋がります。
吉岡 「呼吸法」に関するメソッドも印象的でした。鈴木さんの呼吸と私の呼吸はまったく身体のふくらみ方が違います。トレーニングを受けたあとは、私自身も呼吸のしやすさがありました。
鈴木 腰痛が出る大きな要因のひとつが、呼吸にあるのです。お腹の横と書いて腹横筋と呼ばれる筋肉があります。これは天然コルセットと呼ばれていますが、呼吸によってのみ反応するものです。腰痛の方は、この腹横筋の反応が遅くなっているのです。
吉岡 正直、これまで自分が正しく呼吸できていないことは知らなかったです。
鈴木 実は肋骨の角度が91度以上になっていると呼吸ができていないなどというチェック方法があります。腰痛を和らげるためには、普段から横隔膜がきちんと動き、呼吸が正しくできていることが大前提です。
吉岡 多くの方にこのメソッドを知っていただきたいですね。
鈴木 講義を受ける方は、身体に携わる仕事ではない方で最初は自分の身体の為にと思って講座に入った方が、知識をつけていくうちに多くの人に広めたいと思い始めた方もいらっしゃいます。他の方の痛みを和らげるためのアドバイスもできますし、その方法を伝えることもできます。そういった性質を持った理論です。
吉岡 その気持ちは分かります。私も、子どもたちに伝えたいです。
鈴木 私は『体芯力®️』のみがすべて正しいと言いたいわけではなく、皆さまに「こういう方法もある」という選択肢を増やしてほしいです。そのためには皆さまに知っていただくのが一番です。
吉岡 WEBに動画などもありますので、まずは一度、体験してみてください。

 

[ Column ]

心と身体を緩める頑張らない筋トレ「体芯力®」は、InstagramやYouTubeなど、各種SNSでも動画を見ることができる。公式ラインに登録した方には、力を抜く方法を伝授する動画をプレゼント。全国の腰痛、肩こり、疲れやすさに悩むみなさん、まずは試しに「体芯力®」トレーニングをやってみよう。

[ Point ]

新年になってから腰がずっとつらく、取材のときはあまりの痛みに、コルセットを巻いて動く状態でした。私の身体の状態を知った鈴木さんは、本業だからと取材を一旦おいて私の状態をみてくれました。体験後は1〜2割程度の痛みにおさまり、感謝でいっぱいです。

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一般社団法人日本体芯力協会
『体芯力®』創始者『体芯力®』マスター・トレーナー 
 鈴木 亮司
東京都町田市本町田2111–18
TEL.042-813-8170
https://taishinryoku.com

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