株式会社Mimiqui
女子高生企業家の起業
無意識にSDGsな商品
SDGsを押し出し過ぎない
ゆるやかに貢献する工夫
―女子高生が起業したということで、話題ですね。
山田 株式会社Mimiquiという会社です。授業の一環で、グループとして美容事業をスタートさせ、周囲に驚かれながら個人事業主として始めました。
―扱うのはどういった商品ですか。
山田 破棄されていたフルーツを使って美容品を作りました。商品名は『ヴェールオイル』。身体を洗い終わった後に濡れたまま浴室内で付けられるのが特徴です。私は小学校の頃から美容に興味がある美容オタクで、従来のボディークリームのテクスチャーが好きではありませんでした。そこで、浴槽内で温かいまま保湿ケアしてタオルドライできるものを考えたのです。素材は天然由来の成分で、『紫紺エキス』という肌にやさしい花特有の赤色をしています。
―SDGsへの取り組みとしてスタートしたそうですね。
山田 小学生の頃、廃棄フルーツの問題に取り組む養豚家と柿農家のコラボを見て興味が沸きました。中学生の頃はロボットのプログラミングにハマり、次第にビジネスと社会問題を組み合わせる面白さに気づくように。ただ、SDGsを前面に押し出し過ぎると押し付けになるようで違うと思っており、皆が無意識に使いながら、問題を解決させるのが楽しいと感じてます。農家への対価、ターゲット層も意識して企画しました。
―将来の夢は何ですか。
山田 私の夢は美容のリゾート〝美容島〟を作ること。いつかホールディングスを作り、実現させたいです。前段階で美容健康関連商品のリリースやスパ設立を考えています。
―未来が楽しみですね。
［ Column ］
テーマは〝美容を楽しむこと〟「美容で自分に変化があるとポジティブになれる」との考えから事業を展開する。次のリリース予定は、航空機の長期フライトのお客さまをターゲットにした環境に配慮する使い捨てのアロマボディタオル。また、「日本と韓国の機械美容についての高い技術を世界に拡散させること」や「欧米向けダイエット食品」などの展開も夢みる。
［ Point ］
山田さんの母は〝無頓着の代表〟だと話す山田さん。「美容に興味のない母にどうやって美容を楽しんでもらうかが、あらゆる人に美容を楽しんでもらうことに繋がる」が山田さんのテーマ。JK発の美容事業で世界に羽ばたいてほしい。
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株式会社Mimiqui
JK美容起業家 山田 果凛
https://www.instagram.com/mimiqui_official
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