インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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51号紹介

日吉酒造店
能登の銘柄を伝える酒蔵商売は人の繋がりだった

全国の協力蔵が立ちあがり
共同支援の輪が広がった


石川県輪島市の『朝市通り』にある大正元年創業の造り酒屋ですね。
日吉 創業から112年目、5代目。小売店から始まり、酒づくりを始めました。私たちは昭和30年代の大火災も、今回も火事も2度、すんでのところでまぬかれました。「酒蔵を続けなさい」ということなのだろうと感じます。
厳しい状況でしょうが、現在はどういった活動をしていますか。
日吉 奥能登の蔵は11件すべて、何かしらで被災をしています。私たちは偶然、同業者たちの支援があり、酒米が救出できたので、別所でそれを仕込んで、酒造りを始めました。4月から販売ルートも再開します。また、全国19個の蔵から協力を得て、製造を行い、流通に乗せる共同醸造のクラウドファンディング『能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト』も始めました。全国の皆さんが石川県のお酒を飲んでくださると間接的に私たちも元気になります。以前からの「地元に愛されたお酒を飲んでもらう活動を続ける」ことを一番に取り組みたいです。
東日本大震災でもなかなか復興できなかった話を聞いています。
日吉 協力してくれる蔵にいつまでもお願いするわけにはいかず、不安はありますね。なるべくはやく自立したい思いですが、皆が一斉に立ちあがれるわけでもない。しっかり計画を立てて、我々のできる範囲からやりたい。今回の被災を知ってもらうことも含めて活動したいです。大変な状況ですが、今回のことで改めて「商売は人とのつながりだ」と再認識するきっかけになりました。これを生まれ変わるきっかけにしたいです。
私たちも支援させてください。

 

[ Column ]

火災のあった地域は同エリアに多い住居兼店舗。日吉さんは火の手の広がる状況に一度は諦めかけたが、風向きが変わったことで、火の手をまぬかれた。酒蔵といえば、全国的にみても新規の立ち上げが難しい分野。日吉さんは被災現場を前に、地域に根差した酒蔵として、生き残り続けなくてはならないと誓う。日本酒文化を守る意味でも支援は必須だ。

[ Point ]

今回取材を行うきっかけとなったのが日吉さんの行動をSNSで見たことだ。会社もご家族も大変な中でお時間を頂きお話を頂けたのは感謝しかない。度重なる震災で何度も蔵が倒壊するも再び立ち上がる姿に復興の光が見えると感じる。

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日吉酒造店
杜氏 日吉 智
石川県輪島市河井町2-27-1
TEL.0768-22-0130
https://hiyoshisyuzou.com

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