インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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51号紹介

能登ワイン株式会社
初のワイナリー復興決意
名前を背負って再起する

手探りで始めた町の事業
流れを止めてはならない


能登ワインは2006年、能登で初のワイナリーとして始まったのですね。
村山 能登空港の開港をきっかけに、地元を元気にしようと「まだ、取り組みのないものを」と生まれました。当社は穴水町の農協、飲食や宿泊関係、個人24団体を含めて出資いただき、醸造免許を取得して作った街ぐるみの会社。私もここで生まれ育ったひとりなのです。
街の人の想いがこもったはじめてのワイナリーですよね。
村山 ええ、まさに、我々は手探りでぶどうの木の植栽から始めました。このエリアは粘土質の赤土で、当時はうまく育つか心配でした。カキの殻を土の栄養素にしながら、試しに複数品種を栽培した結果、『ヤマソーヴィニヨン種』が適していると分かり、そこから『心の雫』や『能登ワイン』が生まれました。甲府の全国大会では金賞をいただき、専門家たちも視察に訪れる出来栄えでした。
今回、被災したわけですが、今はどのような状況ですか。
村山 能登で初のワインとして期待と注目がありますから、流れを止めるわけにはいきません。当地は奥能登へ行く玄関口でもあり、観光客も徐々に増えていました。最も多い時で年間5万人に達し、バスもたくさん停まったのです。お酒関係、飲食関係も含めて皆で共にがんばろうと励ましあっています。震災後に作ったワインもようやく瓶詰めでき、発送可能になりました。
全国各地からたくさんの応援をいただいているそうですね。
村山 特に熊本や東北など震災を経験した人々からメッセ―ジや購入をいただきました。励みにして取り組みます。
弊誌も応援させてください。

 

[ Column ]

ワインは今、全国的に注目されている飲み物。『能登ワイン』はもともと観光客目当ての事業としてはじまったが、大会でその味わいを評価され、金賞を獲得したことで、毎年コンクールに挑戦するように。町の人の協力もあり、少しずつ畑も広がり、今ではワインに目の肥えた人たちに向け、「こだわったワインを作りたい」という夢も広がっている。

[ Point ]

インタビュー中にも体感でわかる程度の地震が発生した。現地は2か月経っても余震が続き状況改善の目途すら立たず。同社は売店も再開のめどが立たない中でようやくワインの稼働が再開し始めたのは大きな一歩だ。復興へ向けた第一歩を歩みだしたところに同席できたのはうれしい限りだ。

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能登ワイン株式会社
代表取締役社長 村山 隆
石川県鳳珠郡穴水町旭ケ丘り5-1
TEL.0768-58-1577
https://notowine.com

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